最後は周囲に押さえ込まれる

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奈良県橿原市の藤原宮跡（６９４～７１０年）で、天皇の即位に伴う重要儀式「大嘗祭（だいじょうさい）」が行われた「大嘗宮」の一部とみられる建物跡などが見つかった。１日発表した奈良文化財研究所によると、大嘗宮は過去に平城宮跡で確認されているが、藤原宮跡では初めてで、国内最古となる。「古代の大嘗祭を考える上で非常に大きな成果」としている。

　発掘調査は４～６月、重要な儀式などに使われた朝堂院の広場「朝廷」の約１５００平方メートルで実施。建物跡１棟（東西１２メートル、南北３メートル）と、それを取り囲む外塀跡（東西２３メートル、南北２０メートル）、内部を区画する４つの内塀跡、２つの門跡が確認された。建物跡は、供え物を調理する「膳屋（かしわや）」で、儀式を行う正殿は南側にあったとみられる。奈文研は来年度以降、南側を調査する方針。

　天皇は毎年１１月、その年に採れた米などを神に供え、自らも食べる儀式「新嘗祭（にいなめさい）」を行っていた。しかし、天皇が代替わりした時だけは「大嘗祭」とし、儀式を行う仮設建物の大嘗宮が造られ、終了後は解体された。

　奈文研は藤原宮で即位した文武天皇（６９７年即位）か、元明（げんめい）天皇（７０７年即位）の大嘗宮跡の可能性があるとみている。一方、平城宮跡（７１０～７８４年）の朝廷では、６代の天皇の大嘗宮跡が確認されている。  

野球の関西独立リーグに所属する神戸、明石、紀州の３球団は、厳しい経営状況を受け、６月分から選手給与の全額を支給しないことを決めた。球団は存続し、リーグ戦は継続する。各球団はスポンサー企業などで選手がアルバイトできるようにあっせんするなどして対応している。紀州の竹中則行球団社長は「リーグ存続のために選手に協力を求めた」と説明している。

　今季で２年目を迎えた関西独立リーグは韓国人チームのコリアを加えた４球団で構成されるが、観客動員が伸びず、今季は１試合平均２００人を切っている。スポンサー収入も低く、紀州は「１０００万円に届かない」（竹中社長）という。

　竹中社長は「各球団は倒産していてもおかしくない。だが、なんとかリーグを守りたい」と訴えた。  

広島が終盤に追い付き、引き分けた。日本ハムは二回に高橋の右前打で先制し、五回は田中の中前適時打で2点目。広島は七回に代打前田智の右前打で1点差、八回は広瀬の適時二塁打で同点。その後はともに決め手を欠き、好機を逃した。　  

Ｊリーグ選手協会の総会が１７日に都内のホテルで行われ、役員改選で会長のＭＦ藤田俊哉（３８＝Ｊ２熊本）が再選した。

　３期目（任期２年）となる藤田は「楽観視する要素があるのか」とＪリーグの現状に危機感を示し、「本田一人が鼻息が荒くても仕方ない。Ｊで本田のような選手がいるのかもしれないけど見えない」と、名古屋時代にかわいがった後輩のような存在感を持つ選手の登場を希望。「本田の“目標はベスト４じゃなくて優勝”という意気込みはいいと思うし、僕らはＪリーグで関心を持ってもらうことが重要」と、人気が低迷気味のサッカー界を盛り上げることの必要性を訴えた。  

昨年12月にニュージャージー・ネッツのオーナー権80％と、新アリーナの権利45％の買取に合意したロシアの大富豪、ミハイル・プロホロフ氏だが、正式にオーナーとして認められるのは来週以降となることが現地8日に分かった。

　現在、プロホロフ氏はNBA理事会からの承認を待っている状態。NBAの発表によると、ブルックリンに建設中の新アリーナに関する所有権の手続きを、ニューヨーク州が完了を待って理事会が開かれるとしている。NBAリーグ社長のジョエル・リトビン氏は「ネッツ買収に関する書類とプロホロフ氏の経歴の調査は完了しており、土地所有の件だけが理事会の召集を遅らせている原因」と語っている。

　今季のネッツは、1972-73シーズンにフィラデルフィア・76ersが記録した1シーズン9勝のワースト記録更新の危機を免れ現在11敗67敗。今季はリーグ最下位を独走しているが、レブロン・ジェームス（クリーブランド・キャバリアーズ）やドウェイン・ウェイド（マイアミ・ヒート）などの大物がフリーエージェントとなる今オフのため、サラリーキャップに2300万ドル（21億4900万円）の余裕を残しており、来季はチームの強化が期待されている。（STATS-AP）  

［香港　１９日　ロイター］　はり治療での汚染されたはりや綿棒、タオル、温熱パックのカバーなどの使用により、細菌のみならずＢ型やＣ型肝炎ウイルス、ＨＩＶにも感染している恐れがあると専門家が１９日に警告した。

　香港大の微生物学者、パトリック・ウー教授らのチームは、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された論文で、世界中で報告されているはり治療関連の病気感染例は氷山の一角と指摘し、防止策の厳格化を訴えた。

　また、時間がたってからはりを刺した個所に大きな腫瘍や潰ようを生じるマイコバクテリア感染症もこれまでに５０例以上出ているとした。